はじめに
先日シンガポールに行ったとき,タクシー配車アプリであるGrabを使った。このとき小さなトラブルがあり,返金を依頼することとなった。結果的に一部返金ができたので,その時の経験を紹介したい。
Grabとは
Grabとは,タクシーを配車するためのアプリであり,以下のような特徴がある。
東南アジア8か国で使える ※2024年8月現在
シンガポール,マレーシア,インドネシアなど,8か国で利用できる。
タクシーに乗るのがとても簡単
アプリ上で,目的地とピックアップポイントを設定すると,自動的に配車されて,タクシーがピックアップポイントまで来てくれる。
タクシーが来たら,ナンバープレート見て呼んだタクシーであることを確認したら,名前と目的地を告げるだけでよいので,コミュニケーションに自信がないときにでも簡単にタクシーに乗ることができる。
おおよその料金がわかる
配車の段階から,おおよその金額が表示される。そのため,もし金額が高いなと思ったらそのまま乗らなくてもよいし,車種を変えることもできる。
インターネット決済ができる
事前に支払い用のクレジットカードを決めておけば,カード決済をしてくれるので,社内で支払ったりする必要もない。
そのため目的地に着いたら,お礼を言って降車すれば,それで乗車完了である。
トラブル発生から返金まで
トラブルの概要
初めてGrabを使ってタクシーにのり,いざ降りるときにタクシー運転手から以下の要求をされた。
- 配車料金を現金で払ってほしい
- その場でタクシー料金を払ってほしい
自動で支払ができることなどは理解していたが,初めての利用だったので自信がなかったので,運転手の指示通りに支払いをした。しかし後で確認したところ,支払いはオンラインでできるし,その場で現金を支払う必要もなかった。また,カード明細を確認したところ,タクシー料金が二重に取られていた。
返金依頼の流れ
Grabのアプリからヘルプセンターにアクセスできるので,タクシーに乗ってから3日後に返金交渉をした。
ヘルプセンターに行くと,FAQを検索できるが,その中に"I paid more than quoted"というのがあるので,これを検索すると代表的な回答が表示されるが,最下段に"Email Support"というのがあるので,これをクリックすると詳細に依頼を送ることが可能になる。
事情を説明し,返金を依頼したところ,半日後にサポートチームから返信があった。その結果,以下のような内容だった。
- 配車代として現金を要求された分については返金対応を行なった
- 乗車が終わって12時間経過したので,乗車賃については返金対応ができない
結果的に,タクシー1回分の乗車賃は損してしまったのだが,サポートチームの対応もとても迅速だったし,一部返金してもらうこともできた。
教訓
慣れない場所で初めて使うアプリを使うのは苦労するし緊張もする。そのため,事前にしっかりサービスの使い方を理解しておくべきだと痛感した。
また,ミスしても諦めずにしっかり交渉すれば何とかなる可能性もあることが分かった。
なお,その後シンガポール国内でさらにGrabを使ったが,降車時に現金を要求されることもなく,お礼を言って降りれば自動的に乗車賃も支払われていた。メリットが多いアプリなので,今後も活用していきたい。